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「 夫婦共働き 」という現状が、女性のイライラを生んでいるという真実。

 

「 なんや、もう産まれたんや 」

何時間、何十時間もの間、痛みと戦い続けた出産後、立ち会えなかった夫が掛けたその言葉。

何年経っても、何十年経っても忘れない程、鮮明に覚えている。

「 そんな言葉、おれは言ってない 」

数年経って言い合いになる度にその事を伝えても、夫から返ってくる言葉はそればかり。

仕事柄、僕は女性からそういったお話を聞くことが非常に多い。

それだけ男性が発した、自分では覚えていないような「 些細なひと言 」を、女性はよく覚えているということである。

そんな時、女性には「 あまり気にしない 」ことを強く勧める。
なぜなら、そもそも男性と女性の脳の作りが全く別物だから。

その上で、こどもの頃から歩んできた家庭というある種の「 文化 」も違うのだから、同じ価値観になることはまずあり得ない。
少なからずそれを期待してしんどく感じてしまうのなら「 そういうものだ 」と割り切ることも大切だと思うからである。

男性と女性の感覚が一致することはないといったその本位は、実は人間の進化の過程に理由がある。

石を尖らせ、それを木の先端にくくりつけて武器にしていた時代、手にして狩りに行っていたのは男性である。

生きていくためにどうしても必要なタンパク源を摂るために、狩りをして自分よりも大きな動物たちと戦ってきた。

その頃の女性の仕事は家庭を守ること。産まれてきたこどもを抱え、狩りにいった夫の帰りを待つことであった。

同時に、夫が獲ってきた動物というタンパク源を、近くで集めた木の実や葉っぱなどのビタミン類と共に調理をし、振舞っていた。

その生活に適応するように、男性にはテストステロンという「 戦士のホルモン 」が備わり、女性にはオキシトシンという「 愛情のホルモン 」が備わった。

テストステロンは大きな動物に負けないように筋肉を発達させ、子孫を残すために「 たくさんの女性を獲得したい 」という欲求も生むようになった。

今のように誰かが作った「 法律 」という縛りもなかった時代なので、妻と呼ぶべき女性はたくさん居た。

反対に女性が備えたオキシトシンは、夫やこどもを守るために「 相手を思いやる心 」「 優しさ 」という感情を抱かせ、現在の日本女性が持つ美しさを兼ね備えるようになった。

その進化の過程を辿り、現在、男性の記憶は「 感覚的な脳 」と呼ばれる右脳でおこなわれるようになり、女性の記憶は「 論理的な脳 」と呼ばれる左脳でおこなわれるようになっていった。

男性は生きていくため、たくさんの女性と関係を持って子孫を繁栄していくために「 細かいことを気にせず常に前を向いて行ける脳 」へと進化し、女性は家庭やこどもといった守るべきもののために「 恐怖や不安などへの執着が強い脳 」へと進化していったと言われている。

数年前の出来事を、女性が事細かく覚えているのに対して、男性が断片的にしか覚えていない理由がここにある。

近年は、ストレスを抱え、自律神経を乱している女性が非常に増えている。

未妊の方が年々増えていっているのも、晩婚化という言葉だけで片付けてはいけないと強く感じている。

女性が活躍する社会になったということは非常に素晴らしいことではあるものの、一方で、自律神経を乱す要因になっているとういことも見逃してはいけない。

収入や働いている時間が違うと言う人も居るだろうが、女性が働くということは、昔で言うなら「 狩り 」に出ているということである。

狩りをしてタンパク源を獲り、こどもを守り、採ってきた木の実や葉っぱなどのビタミンと共に調理をして振舞う。

一夫多妻ではない「 一夫一妻 」である現在では、それをたった一人の女性がおこなわなければいけないのだ。

だからこそ、今現在働きに出ている女性には、自分がそれだけ大変なことをしていると認識し、頑張るだけではなく「 無理をしない 」という選択肢も与えてあげてほしい。

男性には普段から抱いている「 女性への感謝の気持ち 」を言葉として伝えてあげてほしい。

何も予定がない休みの日に家事や育児を引き受けて、独身時代のように「 女性が外に出掛けられるような時間 」を作ってあげるだけでも、女性のストレスはほんの少し緩和されるかもしれない。

 

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段上 功

段上 功
段上 功
1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から7年超毎日更新中!SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。

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