硬くなった筋肉をグイグイ揉むのは、パンクした自転車に空気を入れるようなもの。
アメリカメジャーリーグでサイ・ヤング賞という最高の投手に贈られる賞を獲得したアリエッタ投手が、日本ハム・大谷翔平選手のメジャーでの二刀流に否定的な意見を述べました。全力疾走を強いられる野手と投手の二刀流をメジャーでおこなうには、不可能ではないにしろ相当なケアが必要でしょうね。夢があるので個人的には見たいですけどね!
こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、野球好き院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
今日の黒板はこんな感じでした。
治療をする上で僕らが見るべきことは「 本質 」や「 根本 」です。
だから僕は、揉んだり、歪みを矯正したりといった手技はやりません。
揉んでも治らないという事実を治療家自身が自覚すること、そしてそれを患者さんに伝えるってことは非常に大切だと思います。#城東区 #黒板同盟 pic.twitter.com/SLPL85WPKM— だんじり祭好き鍼灸師 段上 功 (@hari9danjiri) June 27, 2017
なかなか毒づいた言葉ですみません。笑
それでもボクは誰に何を言われようと考え方は変えません^^
こんなことを書いたのは、昨日「 ここは強めのマッサージとかはしてくれますか? 」と問い合わせに来られた方がいらっしゃったからなんです。
いつものように「 ボクのところは治療院なので、一切揉みません^^ 」と笑顔で答えると、何も言わずに帰って行かれました。
ちょうどそれを見ていた治療を終えて待合いで座っていた患者さんが「 マッサージなんかしても治らんのに… 」ってボソッと呟きはったんです。
それを聞いた時に「 いやー、〇〇さんわかってはるわー! 」ってちょっとテンションが上がってしまいました。笑
「 治療 」ではなく、からだをリラックスさせるため、疲れたからだを癒すためにマッサージをおこなうのは非常に良いことだと思います。
「 ストレスの溜まる仕事を頑張った自分にご褒美をあげたい 」なんていう思う時もありますからね。
それにボクの師匠も日本にあまり居ない「 あんま・マッサージ・指圧師の教員免許 」を持っている方で、近くでたくさん勉強させてもらったので、その大切さは重々分かっています。
ですが「 治療 」という観点で見た時に「 それ 」は必要ないと思います。これはボキボキ鳴らす矯正も同じです。
ボクはカイロプラクティック( 整体 )の学校も出ていますが、一切やっていません。
はりとお灸があれば十分です。
穴の開いたタイヤに空気を入れ続けますか?
肩こりでも腰痛でも、硬くなった筋肉を強く揉んで緩める、またそれ以上に硬くなったところをヒジを使って緩める、歪んだ骨を矯正する、原因は骨盤だから骨盤を矯正する、なんてことをしていたら、正直いつまで経っても治りません。
なぜかというと、それは「 症状を追い掛けているだけ 」だからです。
例えば、愛用している自転車のタイヤの空気が抜けたとします。
空気入れを使ってパンッパンになるまで空気を入れたのに、3日経つとまた空気が抜けました。
そしてすぐに空気を入れたのに、また3日後に空気が抜けました。で、また空気を入れたのに、またまた空気が抜けました。
そんなことを繰り返す人って居ないですよね。笑
自転車屋さんもその状況で「 空気が抜けやすい状況にあるので、週に2~3日通って下さい 」なんて言いませんよね。笑
それは誰もが「 空気が抜けてしまう要因が他にある 」ということを知っているから。
実際そういう状況だったら、もしかしたらパンクしてるんじゃないか、どこかに穴が開いているんじゃないかって確かめますよね。
タイヤに尖った石が刺さっていた、なんてことがあると「 あー、そう言えばあそこの砂利道を通った時にたしかに変な感じだった 」って原因を探しにいくじゃないですか。
肩こりや腰痛でも同じなんです。
ちゃんと原因があります。治療院で原因だとよく言われる「 骨盤が歪んでいます 」「 筋肉が硬くなっています 」というウラには必ず理由があります。
そこを正していかない限りは、ずっとループし続けます。「 あー、ココ凝ってますね。効きますか? 」なんてやってたら、どんどん悪化していきます。
もしも「 治療としてマッサージをする 」なら、さする程度の刺激でいいです。
人間には自然治癒力という、外から手を加えれば加えるほど弱く、少なくなっていく「 自分で治す力 」が備わっていますから。
強く揉めば、その刺激に負けないように筋肉は硬くなるので、また数日したら症状を訴えて治療に来られます。
週に2~3回も来てもらえたら「 経営 」としては安定しますが、患者さんの「 状態 」は軽快しませんからね。
それでいい方はいいですが、ボクの知り合いにはそういう治療は受けてほしくないし、そういう治療はしてほしくないなと感じます。
そんな茶目っ気たっぷっりなブログは以上です!それではまた明日~♪
鍼灸だけでなく、マッサージ師を育成する学校の教員をしている師匠に弟子入りをしていました。
揉むことは好きなんですが、治りはしないので「 治療 」としては揉まないという選択をしているだけです。
美容師さんやエステやリラクゼーションサロンで働く方には必要な手技ですよね♪ pic.twitter.com/xKEIXjuf0T— だんじり祭好き鍼灸師 段上 功 (@hari9danjiri) June 28, 2017
▲揉めないんじゃなくて、揉まないんです
頭痛やめまい、
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段上 功
- 1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から7年超毎日更新中!SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。