阪神・藤浪晋太郎投手がイップスを克服するために大切なのは、ソフトバンク・川崎宗則選手の心構え。
2013年ドラフト1位、中日の鈴木翔太投手が5勝目を挙げました。高校時代から伸びしろ十分な投手でしたが、だんだんと素質を開花し始めましたね。これからの活躍が楽しみです!
こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、野球好き院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
今日の黒板はこんな感じでした。
おはよーございます!
最近増えている新手の手法。
着信の表示に「 パプアニューギニア 」と書いていたら、よっぽど人脈がある方以外はスルーしましょ〜♪#国際電話 #黒板同盟 pic.twitter.com/m9yOhvr1PO— だんじり祭好き鍼灸師 段上 功 (@hari9danjiri) July 4, 2017
ここ最近、パプアニューギニアと表示された電話がケータイに掛かってくることが増えているみたいです。
国際電話なので、知らずに掛け直すとかなり高い金額を支払わないといけなくなるみたいです。出来るだけ掛け直さないようにして下さいね。
藤浪晋太郎投手が患った「 イップス 」という心の病気
全国の野球エリートが集まる大阪桐蔭高校でエースナンバーの「 1 」を背負い、重圧に負けることなく、甲子園で春夏連覇を達成。
ドラフト1位で阪神タイガースに入団すると、メディアの注目やファンの期待が降りかかる中、1年目から2桁勝利となる10勝をマーク。
その後もプロ通算4年で42勝( 田中将大46勝 )をマークした逸材が、現在は2軍で調整しています。
何か大きなケガをしたわけでもなく、フォーム的な大きなずれがあるわけでもなく「 イップス 」という心の病気と闘っています。
イップスとは、トラウマになるほどの衝撃的な何かがあった後、もしくはそれほどでもないが不安要素となる小さなことが積み重なっていった後、その出来事を思い浮かべてしまい、恐怖感や不安感から思うようにプレー出来なくなるものです。
プロ野球選手だけでなく、プロゴルファーにも多いこの症状。素人でも入れられるような短いキョリのパットを、トッププロが決められなくなったりします。
こういったことは何もプロスポーツ選手だけに限ったわけではなく、誰にでも起こります。というよりも皆さん経験しているはずです。
仕事で大きなミスをしたことってありますよね。
それを上司にこっぴどく怒られ、以後同じことをするのが少し怖く感じたり、緊張をしたり、繰り返し同じミスをしたという経験ってありますよね。
もしくは「 何でそれぐらいのこと出来へんねん 」って思いながら、その光景を目の当たりにしたことはあると思うんです。
それがイップスです。
藤浪投手の場合は、ヤクルト・畠山選手に当てた頭部へのデッドボールが引き金になっているのは間違いないと思います。
その試合ではいつも以上に思うようにコントロールが付かず、山田選手やバレンティン選手にも危ない球を投じていたのが、よりそれを想起させているのでしょう。
その根底には3月におこなわれたWBCで、いつものように調整が出来なかったことや実戦感覚が乏しかったこと、周囲の期待や自分自身に掛けるプレッシャーや責任に応えようとしすぎていることが影響しているように思います。
もしかしたら、以前に黒田投手に頭部付近に2球続けて投げ、( 愛のある )お叱りを受けた残像なんかも、少なからずフラッシュバックしていたのかもしれません。
あれだけの投手が、右打者相手だと、たった18.44メートルのキャッチャーミットめがけて真っすぐ投げられないという状態に陥っています。
左打者には驚くほど素晴らしいボールを投げるのも関わらず、右打者にはベースの手前でワンバウンドしたり、キャッチャーが立ち上がらないと取れない程のボールを投げたり、バッターの後ろをかすめるようなボールを投げています。
元々からだの開きが早く、上が横振りになることでシュート回転して右打者の胸元へボールが抜けやすい投げ方をしているので、余計に「 頭に当ててはいけない 」という想いが強くあるのでしょう。
もしかしたら、本人はそこまで意識していないのかもしれないですが、脳は危険を回避したいという想いがはたらくので、無意識にそういう指令が下っているのだと思います。
その「 意識 」が、からだの「 緊張 」を生み、その緊張が「 筋肉の過緊張 」を生み、思い描いた通りにからだを動かせなくなっているんです。
先日も2軍の試合で、5回途中まで投げ、7安打7四死球7失点と散々な成績でした。そして144キロのストレートをまたもや頭部に当て、危険球で退場となりました。
試合後のコメントで「 自分のフォームを見失っている 」と話し、また「 メンタルどうこうより、フォーム的におかしくなったところを、自分で治せないことが第一 」と語っていましたが、これが本心だとしたら、今季中の復帰は難しいかもしれません。
ソフトバンク・川崎宗則選手から学ぶ、メンタルの大切さ。
WBCを終え、シーズンを迎える前の意気込みを語る中で、藤浪投手がこんなことを話していた記事がありました。
WBC期間中に青木さんに声を掛けてもらって、30分ぐらいゆっくり話す機会が2~3回あったんです。
( 過去最低の7勝だった )去年は、特に野球に対して考えすぎる部分が多くなってしまって「 野球を楽しめていない 」と感じることもあったと伝えると、青木さんからは「 楽しんでやった方がいいぞ。おれもそういう時期はあったし、余計なことは気にせずに行こう 」と言っていただきました。
直接カウンセリングをしたわけではありまえせんが、今の文章をはじめ、これまでの記事やテレビでのインタビューを見る限り、藤浪晋太郎という人間は、どちらかというと物事を真剣かつマジメに、深く追及するタイプなのだと思います。
それが良い結果を生むこともあるのですが、常にメディアに全てを晒されるプロ野球という世界では、多少なりとリラックスをした考え方、遊び心も必要になってくるんです。
そういったことを強く感じさせてくれる選手が日本のプロ野球界に居るんです。
それはメジャーやマイナーでたくさんの経験をし、今季日本復帰したソフトバンクの川崎宗則選手。
彼の心の持ち方は非常に参考になります。
今のホークスは強い。前にボクがいた頃より強いし、去年世界一になったカブスよりも良いチームだよ。頼もしい、素晴らしい後輩たちばかりだ。そして、本当にこのチームはすごく練習をしている。
だけど、一番はメンタル。試合の前には頭の準備をするんだ。そして心を整える。
たくさんの練習をしなくても、良いプレーが出来ることを覚えられれば、もっと良いチームになるし、もっと良いプレーが出来ると思う。
続けて、
もうプロ野球選手になって18年目。これだけやると、何が起きようとも覚悟が出来てくる。突然大きなケガをするかもしれない。だけど、これだけ長くやると「 ケガをしたくない 」なんて思わなくなる。辞める準備は出来ていますよ。だから、そういう覚悟が出来ているから、逆に楽しめるわけですよ。
「 ケガをしてもいい 」と思っているからブレーキを掛けずに思い切ったプレーが出来る。
と話していました。
自律神経を乱されない、ものすごく安定した心の持ち方をされています。
きっと、異国の地にひとりで赴き、メジャーとマイナーを行き来し、通訳も付けずにたくさんの球団を渡り歩き、そして順応していった中で感じたことだと思うんです。
最後にあったフレーズはイップスを抱える選手だけでなく、ボクたち一般人にも大切な考え方なんです。
「 ケガをしてもいいと思っているからブレーキを掛けずに思い切ったプレーが出来る 」というのは、ウラを返せば「 ケガをしてはいけない 」と思うと、楽しんで思い切り自分のプレーが出来ないということです。
これをイップスで悩む藤浪投手に当てはめると「 当ててはいけない 」「 コントロール良く投げなければいけない 」「 自分のフォームで投げなければ… 」と思い過ぎることで、より楽しめなく、思い切り良く、自分らしいプレーが出来なくなってしまうということなんです。
早稲田大学から鳴り物入りでプロ入りした斎藤佑樹投手も大石達也投手も、大学時代のプレーが出来ず思い悩み「 野球が楽しめていない 」と数年前に語っていましたが、そうなると「 緊張 」や「 不安 」が先に立ち、伸び伸びと思い切り腕を振れなくなり、本来ある力を発揮出来なくなってしまうんです。
技術面に注目されがちなプロ野球選手ですが、これだけ一挙手一投足がメディアに取り上げられ、少し悪ければ叩かれ、息抜きのつもりで出掛けるプライベートも写真を撮られる世界なわけですから、もっともっとメンタルケアが必要だとボクは思います。
藤浪投手が、川崎選手のように楽しそうに、また、一軍の試合で、右打者の内角高めに160キロ近いストレートを思い切り腕を振って投げ込める日が来ることをファンとして楽しみにしています。
藤浪にコントロールは要らない。ストライクなんか狙わなくていい。ベース手前のワンバウンドでも頭の上を超える暴投でもいい。フォアボールでもデッドボールでもどんどん出したらいい。「ストライクを投げよう」と思うだけで神経は興奮し、筋肉は緊張する。周りの寛容な姿勢が藤浪をイップスから救う。 pic.twitter.com/ze6WyEQkCk
— だんじり祭好き鍼灸師 段上 功 (@hari9danjiri) June 16, 2017
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段上 功
- 1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から7年超毎日更新中!SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。