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悪阻( つわり )の期間は、いつからいつまで?効くツボはないの?そんな疑問に鍼灸師がお答えしました。

金足農業高校の吉田くんが高校最後のマウンドに上がりました。唸りを上げるストレートの最速は152キロ。自己最速を更新するボールを投げ込んだ姿を見て、やはりモノが違うなと感じました。出来るなら早い段階でプロで活躍する姿を見たいですね。

こんにちは!野球好き鍼灸師のだんじょーです。

今日の黒板はこんな感じでした。

はい。先日の台風でこの地域の運動会は延期。それが昨日になって、仕事なので行けませんでした。

何かが潰れるなどの実害はありませんでしたが、台風にはこういった余波もありますよね。

つわりにはお灸が効果的

ボクの治療院では自律神経系の症状でお悩みの方や、ホルモンバランスの乱れからくる症状でお悩みの方が多く来て下さるので、産前・産後の女性を見させていただくことが多いです。

産後の不調はこちらのブログでもよくお伝えしているのでお分かりかと思いますが、妊娠をされて抱えるお悩みである「 悪阻( つわり ) 」も実は診させていただく機会が多いんです。

入院しないといけない程の症状であれば難しいですが、そうではない場合であれば、鍼灸に限らず、お灸だけでもすごく効果があります。

今週ももうすでにお二人診させていただいたので、2年前に書いたブログを書き足し、今日はつわりについて少しご説明しようと思います。

◆まず、そもそも『 つわり 』とは?

⇒妊娠初期から多くの妊婦さんに起こりうる様々な不快症状のことです。

もちろんこれには個人差がありますが、妊婦さんの約8割が経験されていると言われています。

◆つわりの時期は、いつからいつまで?

⇒妊娠初期に起こります。

早ければ、5週頃から始まり、20~23週頃には治まることが多いです。まれに、出産直前まで起こる方も居られますが、一般的には8~12週をピークに少しずつ軽減していくことが多いです。これも個人差がかなりあるので、必ずここに当てはまるということもありません。

◆では、なぜ起こるのか?

⇒原因は、現在の医学でもまだハッキリとわかっていません。ですが、おそらくこうだろうと言われているのは3つあります。

1つがホルモンバランスの乱れ、2つめは精神的ストレスによるもの、そして最後の3つめは防衛反応として起こるんじゃないかと言われています。

▼詳しく書くとこんな感じ

 ① 【ホルモンバランスの乱れ】

⇒急に難しい話になりますが、子宮から分泌される「 hCG 」というホルモンが、嘔吐( おうと )中枢というところを刺激し、それによって引き起こされていると言われています。

また、月経前に分泌量が増えると言われる女性ホルモン( 黄体ホルモン )が増加するためとも言われています。

「 黄体ホルモン 」というのは、多くの女性が悩む「 PMS 」の原因にもなるホルモンなので、何となくそれが起こる理由が理解出来ますよね。

② 【精神的ストレスによるもの】

⇒妊娠をすると、喜びもありますが、もちろん不安も大きいですよね。

結婚をし、今まで違う家庭で育ってきた旦那さんと一緒に住み、日々新しいことが起こっていく中での母親になるための大切な準備期間。赤ちゃんはちゃんと育っているかな、栄養は行き届いているかな、居心地はいいかななんて、男性が思う以上に女性は常に気に掛けています。

そういった小さな不安や心配が募っていったり、環境の変化や新しい刺激、行動に制限が掛かることへのストレスやイライラなんかも知らず知らずのうちに溜まっていくことで、影響する部分もあると考えられています。

また、妊娠前の健康状態や、元々持っている体質なんかもすごく影響するんじゃないかと、個人的には強く感じています。

③ 【防衛反応としてのはたらき】

⇒妊娠初期というのはまだ胎盤が未成熟です。

赤ちゃんをしっかりと守るため、変な刺激が入ってこないよう、吐き気を強くし、異物が入らないようにしています。外敵から身を守るという点では、花粉を追い出すためにクシャミや涙を出す「 花粉症 」なんかと似ていますよね。

またもしかすると、つわりを起こすことで行動を制限し、赤ちゃんからお母さんに「 少しの間、カラダを休めてね 」という無言のサインが出ているのかもしれません。

◆症状はどんなものがあるの?

⇒これはホントに複数あって、何度も起こる吐き気や気持ち悪さが多く、のぼせやニオイに過敏になること、食べていないと気持ち悪くなる、よだれの量が増える、めまいや立ちくらみ起こる、眠気が強くなる、便秘、頭痛、イライラ、不安感など、たくさんあります。

白米が炊けたニオイや柔軟剤のニオイが嫌になる「 ニオイづわり 」を強く感じる方も多いです。

◆何か少しでも楽になる方法は??

①【水分をしっかりと摂る】

⇒嘔吐( おうと )があれば、水分が出ていくのでカラダは「 脱水状態 」になります。

カラダから水分が出ていって不足してしまうと、どんどん体調が悪くなっていく可能性があるので、少ない量からでいいので、こまめに水分を摂りましょう。

お水を飲むことすらしんどいという方は、病院でちゃんと診てもらって、点滴受けるのも良いかと思います。

②【PCやスマホを見過ぎない】

⇒目を酷使することで、気分が悪くなる事も非常によくあります。今はとくに不安な時にすぐにスマホで調べられるので、より酷使しやすいです。

アズキのチカラやホットタオル等で目を温め、目を瞑ってゆっくりのほほんと過ごす時間を確保するように心掛けてみて下さい。

③【旦那さんをはじめ、周囲に助けてもらう】

⇒しんどい時は一人で抱え込まず、現在のおカラダの状態を周囲の方にしっかりと伝え、少しだけでもお手伝いしてもらえるよう、お願いすることも大事になってきます。

何より「 いかに無理をしないか 」が大切なので、言いづらいかもしれませんが、旦那さんやお母さんの手を借りましょう。こういったことは「 産後 」にも言えることなので、ぜひぜひ頭に入れておいて下さいね^^

④ 【無理なく栄養を摂取】

⇒つわりがひどいと、なかなかしっかりと食事を摂ることが難しくなってしまいます。

そうなると「 栄養をしっかりと摂らないといけない 」という気持ちが強くなってくるかと思いますが、これもあまり無理はしないようにしてくださいね。

食べられるもの、食べやすいものを口にし、例えば3日に1度程度、アイスクリームや凍らせたフルーツなどをご褒美として食べるのもいいです。

また一口で食べやすい物を摂るのもいいです。その他にそうめんやうどんなどの麺類、じっくりと煮込んだ野菜スープなんかも喉を通りやすいので、食べられるようならぜひ食べてみて下さいね。

⑤ 【ストレスを発散】

⇒やはりしんどくなると、どうしても気持ちが滅入ってきてしまいます。

何でこんなにしんどいの?何で自分だけ、早く解放されたい、といった形で気持ちが強くなってストレスが溜まってしまうので、好きな音楽を聞いたり、入浴剤を入れてお風呂に浸かったり、何も気にせずゆっくりと眠ったりする時間を取ることが大切です。

ほんの少しでもいいので、何か「 リラックスする時間 」を作れると、ストレスを発散することが出来ます。

⑥ 【ツボを刺激しよう】

⇒手に「 内関( ないかん ) 」、胃の付近に「 中脘( ちゅうかん ) 」という、つわりによく効くツボがあります。そこを優しく押さえたり、洗面器やバケツにお湯を張って手浴、もしくはホットタオルなんかで手やお腹を温めると、症状が少し改善します。

もっと言うなら「 お灸をすえる 」ことの方がより効果があるので、せんねん灸の公式ページもしくはお近くのドラッグストアや鍼灸院にて購入し、1日2~3回、出来るだけ毎日続けましょう。今より症状は軽くなるはずです^^

( オススメのせんねん灸はコチラ )

【 内関( ないかん ) 】

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手のひらを上に向けて、手首のシワから指三本分上にあがったところにあるツボです。

【 中脘( ちゅうかん ) 】

おヘソから指5本分上にあがったところ、鳩尾( みぞおち )あたりにあるツボです。

間違っててもいいので、自分の中で「 ココだ! 」って感じるところに定めてお灸をすえるとよく効きます。ぜひ試してみて下さいね♪

◆まとめ

⇒妊娠の初期は、ホルモンバランスの変化から、どうしても気持ちが不安定になりやすくなります。

ですのでカラダに不調を感じたら、早い段階で旦那さんやお母さん、職場の方( もし働いていれば )を含めた周囲の方に伝え、理解・協力をしていただきましょう^^

また、あまりに辛いようでしたら、ご実家に戻ることも相談して決めても良いかと思います。

お母さんやお父さん、ご兄弟など、頼れる方が居られるのであれば、少し手を借りた方が楽しいマタニティライフになりますからね。

つわりでしんどい間も、お腹の赤ちゃんはお母さんと同じく頑張って成長していっています。元気な姿で産まれてくるその日を楽しみに、頑張りすぎず、無理なく過ごして下さいね^^

本日は以上です!それではまた明日~♪

 

城東区・段上はり灸整骨院は、
血の巡りを改善して「 治すチカラ 」を高め、薬に頼らない健康的なカラダへと
体質を整えていく鍼灸院です

慢性の頭痛や不眠症、
メニエール病などの自律神経症状をはじめ、
美容鍼や妊活に関しては
お力になれる自信がありますので、

今よりもっと生活を明るくしていきたい方は
お気軽にご相談下さいね^^

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段上 功

段上 功
段上 功
1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から7年超毎日更新中!SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。

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