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同じ時代に生き、世界中を熱狂させたあなたの姿をこの目で見られて幸せでした。|マリナーズ・イチロー選手のプロ野球人生がついに終焉。

右脚を振り子のように左後方へ大きく揺らしながらその反動を上手く利用してバットに大きなエネルギーを宿し、一つ一つヒットを積み重ね、日本プロ野球史上初のシーズン200本安打を達成。

「 楽しく野球が出来たのはその年まで 」

引退を決める会見でそう語った、当時日本中の野球少年が憧れの眼差しを送ったまだあどけない表情を見せていたあの20歳の青年は、白髪頭になる年齢までその大きな期待をその小さな背中に背負い続けてきた。

いつかは来るとは思っていたけれど、彼なら本当に現役を引退することなく、50歳、いや、60歳までプレーし続けるんじゃないか。

そんな期待を抱かせてくれるような世界最高のプレーヤー、シアトルマリナーズ・イチロー選手が2019年3月21日、引退。

「 人より頑張ったとは言えないが、自分なりに頑張ってきた 」と引退会見で言葉を残し、ボクたち日本人だけでなく、世界中を熱狂させてくれたスーパースターのプロ野球生活が幕を閉じた。

3度の盗塁王を獲得したゴードン選手をはじめ、現役バリバリのメジャーリーガーたちが彼を祝福し、涙を流す姿を見て、本当に日本人として誇らしく感じた。

奇しくも、イチロー選手の引退試合が、西武から移籍した菊池雄星投手のメジャーデビュー戦となった。意図しての日程ではないと話していたが「 しっかりやれよ 」という強いメッセージにも感じる。

そして「 孤高の天才 」と呼ばれ続けてきた彼の引退会見を最後まで見届けて、それがボクたちの「 思い込み 」であることが確信できた。イチロー選手は才能だけで進んできた天才ではなく、誰よりも努力を重ねてきた野球愛好家( 野球を愛する人 )なのだ。

▼野球人生で貫いたもの、貫けたものは「 野球を愛したこと 」と語った

以下は、たくさんの壁にぶち当たりながらも、世界中の誰よりもヒットを積み重ねてきた男の言葉。

人より頑張ることなんてとても出来ない。あくまでも測りは自分の中にある。

それで自分なりに測りを使いながら、自分の限界を見ながら、ちょっと超えていくことを繰り返していく。

するといつの日か「 こんな自分になっているんだ 」ということがある。

少しずつの積み重ねしか、それでしか自分を超えていけないと思うんですよね。

一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないとボクは考えている。

地道に、進むしかない。

後退もしながら、ある時は後退しかしない時期もあるが、でも自分がやると決めたことを信じてやっていく。

それが正解とは限らない。間違ったことを続けてしまっていることもある。

かつて天才と呼ばれたスーパースターたちが築き上げてきた数々の「 安打記録 」に再度スポットライトを浴びせ、並び、またそれを誰よりも追い抜いてきた男でもってしても、野球人生最後の打席でヒットを打つことは出来なかった。

それぐらいヒットを打つことは簡単じゃないんだなと感じた。

ただ嬉しかったのは、間一髪アウトになった「 一塁まで颯爽と駆け抜ける姿 」が、1994年に210本の記録を作った当時と変わらなかったこと。それだけでもう満足。

ありがとうイチロー。Thank you Ichiro。本当にお疲れ様でした。

小学生の頃に掲げた「 1億円プレーヤーになってイチローと一緒のチームでプレーする 」という夢は叶わなかったけれど、同じ時代に生き、世界中を熱狂させたあなたの姿を見られて幸せでした。

 

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段上 功

段上 功
段上 功
1985年大阪市生まれ。自律神経の専門家。中学時代、硬式野球で全国大会に出場。右ひじを骨折し、左投げに転向。好きな野球をカラダの不調で楽しめなかった経験から「 一人でもそういった境遇の方を救いたい 」と、医療の道へ進む。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で本格的な鍼灸治療を学ぶ。学生時代、お付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い、頑張る方が「 ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、1日7~8名様、お一人ずつ個別に時間を取って施術をおこなう鍼灸院を2012年にオープン。紹介やSNSを通じて大阪府内だけでなく、関東や九州、四国からも来院。また、だんじりと野球をこよなく愛する「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは3年5ヶ月以上毎日更新中!SNS・ブログ・鍼灸についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。

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