果たしてその打ったハリに「 意味 」はあるのか。
打線に比べて少し物足りない感じがあった王者・広島カープの中継ぎ陣。左投げで最速155キロを記録した中村恭平投手の成長は今後の広島カープにとっても大きい材料。ケガせず一歩一歩実績を積み上げて、大きな選手になってほしいですね。
こんにちは!今日はブログを書く時間が20分程しか見当たらないので、いつも以上にせわしなくキーボードをカタカタさせている鍼灸師のだんじょーです。
今日の黒板はこんな感じでした。
色々とSNSを通して見ていると、あまりにもむやみやたらにハリを打つ先生が多いことに驚いています。
人それぞれ考え方は違うので決して間違いではないし、悪くはないと思うのですが、顔に100本近く打つという行為はボクはあまり好きじゃないです。
▼だんじょー氏の美容鍼
ハリというのは注射と似ていて打つとやはり出血するリスクがあるんですね。
ただ、打つハリが注射に比べて圧倒的に細いので( 女性の髪の毛の細さと同じぐらい )、外にビューッと血が出ていくのではなくて、中で出血する、いわゆる内出血のリスクがどうしても付きまとうんですよね。
もちろんカラダ全体にその可能性があるのですが、お顔へのハリはやはりその場合のデメリット( お化粧や髪の毛で隠さないといけないという部分 )が大きいので、出来るだけ起こらないように起こらないように我々鍼灸師は気を付けながらハリを打っているわけです。
またカラダへハリを打つということは、それ相応の刺激があるわけなので、たくさん打てば打つほど刺激が強くなり、しんどくなったりだるくなったりする方も居られます。
そういったことを踏まえて、自分がどう判断してどういう施術をおこなうかですね。
100本打つ美容鍼をする人も居ていいと思いますが、ボクはおそらく一生やらないと思います。
そのハリに「 意味 」はあるのか
弟子時代、6ヶ月ぐらいずっと立ったまんまで師匠や兄弟子が打つハリや据えるお灸、患者さんとの会話や立ち振る舞いをずっと見ていたある日「 抜鍼( ばっしん )してくれ 」と師匠に言われたんですね。
抜鍼とは、鍼を抜く行為。
抜くだけなら知識も技術も要らないのでササッとおこなうと、後で兄弟子に怒られたんですね。
「 もったいないことするな 」と。
ボクはね、怒られる意味が分からなかったんですが、師匠が打つハリには全て意味があって、なぜそのツボにハリを打つのか、なぜその角度で刺すのか、なぜその深さなのか、なぜ同じ症状で違うところに打つのか、そういうことを考えながら抜きなさいと兄弟子から教わりました。
だからこそ寿司職人の手の動きが大好きなんです。( 参考ブログはコチラ→感性に触れるだけでなく、そこから何を学べるか )
それを教えていただいてから「 そのハリの意味 」を感じながら抜くようになり、後に施術をする時に自分の中で意味や意志を持ってハリを打てるようになりました。
硬くなった一つの筋肉に「 エイッ!! 」と6本も8本も打つのも正解かもしれませんが、出来るなら少ない刺激で負担のないように緩む方がいいわけで、それならばたった1本「 この1本をどこに打てば最も効果が出るか 」を探りながら打つ方が賢明ですよね。
これがまた楽しい作業。
だからボクは無駄なハリは打たないし「 ここに打ったのはなぜ? 」と聞かれたらカンペキに答えられる部分にしかハリをしていません。それが言えないってことは「 打たなくても良い場所 」ってことですから。
映えも大事、でも技術も大事。そしてお身体への負担やリスクを考えることも大切。
そんなことをSNSで見ていて「 危ないな~ 」と思ったので書き綴りました。はぁ、何とか20分以内で書けました。笑
本日は以上です!それではまた明日~♪
城東区・段上はり灸治療院は、
血の巡りを改善して「 治すチカラ 」を高め、薬に頼らない健康的なカラダへと
体質を整えていく鍼灸院です
慢性の頭痛や不眠症、
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段上 功
- 1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から7年超毎日更新中!SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。