*

だんじり 城東区や鴫野のこと 日記 普段の日常 趣味

中高生10人程のアルバイト代を出し合い購入した、3万3000円の「 高価な太鼓 」の話。

プロ野球のオールスターと言えばお祭り男・清原選手の豪快なホームラン、藤川球児投手の剛速球、松井稼頭央選手の1試合4盗塁といったことを思い出しますが、スピードやパワー、上手さを存分に魅せられる機会なので、そのプレーで我々野球ファンを魅了してほしいですね。

こんにちは!先日おこなっただんじりの鳴物練習の爪痕が「 2日遅れの筋肉痛 」という形でやってきているアラサー鍼灸師のだんじょーです。

今日の黒板はこんな感じでした。

楽しい場が好きで、楽しく盛り上がるのが好きなのでイジったりイジられたりしていると「 だんじょーくんは良質なSですね 」と言っていただきました。

きっと褒め言葉だと捉えて本日も楽しく過ごしている次第であります。

中高生10人程でアルバイト代を出し合い購入した、3万3000円の「 高価な 」太鼓

さて。

冒頭にも書いたように日曜日はだんじりの鳴物練習がありました。

▼もう祭も3週間前ですからね

ボクらが高校生ぐらいの時から活発にやり始めた鳴物練習。上手くなりたくてとにかくずっとやっていました。

当時は騒音の影響で地車小屋での練習が出来なくて、自転車にタイヤとか小さな鉦( かね )を積んで近所の公園とかで練習していたんですね。

でもそれでもやっぱり苦情があって、住んでる方の居ない大阪城公園へ練習場所を移しました。

まだ高校生だったので、人にぶつかりそうになりながら大きなタイヤを前かごに積み、左手に自転車のハンドル、右手にタイヤという形で大阪城と小屋を何度も何度も往復していました。

ガムテープを貼り付けたタイヤや先輩に作ってもらった通称「 太鼓もどき 」が潰れてしまい、そこからちゃんとした太鼓が欲しいとなって、高校生・中学生でお金を出し合ってネットで太鼓を買ったんですね。

金額は3万3000円。

一般的にだんじりで使う何百万円もする太鼓は買えないので、10人程の中高生がアルバイトをして貯めたお金を出し合って買える程度の安物太鼓。叩く面の皮は水牛で、叩くと「 ボヨンボヨン 」という張りの無さがよくわかります。

それでもボクたちにとっては宝物。

ボクの家に届いた時はめちゃくちゃ感動したし、当時はみんなで太鼓の周りを拭いたり、傷を付けないように太鼓カバーをしたりしてました。

免許を取る理由は、太鼓を運ぶから

車の運転免許を取りに行く際に「 なぜ必要なのか? 」と聞かれた時に「 太鼓を運ぶから 」と答えてめちゃくちゃビックリされたのを覚えています。

その太鼓を大阪城まで運ぶために手段がなく、ボクと中西氏が免許を取りに行き、毎週日曜におこなわれる練習に必ず顔を出して運んでいたんですね。

伝統文化の継承のために必要な鳴物練習。なのに大きな音が鳴って、大阪城ですらたくさんの苦情が出てきて満足に練習が出来ない。

そういう理由もあって、地車小屋で練習をさせていただけないかを先輩方に直談判し、先輩方が町の方々に許可を取り、実現して下さいました。

▼そして現在に至ります

それから十数年。

祭り1ヶ月前の日曜日( なので祭を抜いたら3回程 )、13時~17時という時間を必ず守り通してきましたが、町会長がOKを出して下さり、今年からは平日も地車小屋での練習が可能になりました。

最初に提案した頃からでいうと、重ねた月日は実に16年。

そこにある意図は、人が集まること

確かに「 うるさい 」という面も持ち合わせているんですが、町の宝を預かる身、伝統文化を後世に引き継いでいくという大切な役割がある身としては、次の世代に興味を持ってもらって、自分もだんじりをやりたいなって思ってもらうためのアクションを起こさないといけないわけで。

そのためにこの十数年、こども会さんの行事や小学校でのイベントもほぼほぼ欠かさず出席して接地面積を広く取ってきましたが、やはり小屋で鳴物練習をおこなえることが何より一番良い形。

だんじりの音が鳴り、お兄ちゃんお姉ちゃんが鳴物を叩く姿を見にこどもたちが集まり、鳴物に触れる。また、そこで話をしたり、ジュースをプレゼントしたり、だんじりに乗ったり、写真を撮ったりする。

ボクたちがこどもの頃にそうしてもらった記憶を未だに持っているように、こどもさんにとっての非日常な体験を作ってあげないといけない。

そうすると自然と大人の方も集まってくる。だんじりの良さ、だんじりに携われる人間がどういう人なのかを知ってもらう努力を我々はしていかないといけません。

若い世代( 若衆 )が中心となって、またそこに我々オッサン世代が一緒になって、みんなで同じ意識を持って取り組んでいく。これが大事なんじゃないかなと。

年々曳き手が少なくなってきているのは、魅力が伝わっていなかったり、楽しくなくなってきているから。

まずは人が集まることが大事。どうしたら人が集まるのかをとにかく考える。

そしてそこでコミュニケーションを取る。それを何度も何度も繰り返していく中で色んなものが生まれてくる。どうすれば楽しくなるのか、どうすれば喜んでもらえるのか、そこを考えないといけない。今はそれが出来ていないじゃないかなと。

そんなアツイアツイ話を、緑橋にあるとみ菜さんの美味しいお料理をいただきながらしていました。

ね、祭っぽくなってきましたね^^

語り出すと長くなるので、〆に出し茶漬けと茶そばを食べた大食漢のだんじょーの戯言はこれにて終了したいと思います。

本日は以上です!それではまた明日~♪

 

城東区・段上はり灸治療院は、
血の巡りを改善して「 治すチカラ 」を高め、薬に頼らない健康的なカラダへと
体質を整えていく鍼灸院です

慢性の頭痛や不眠症、
メニエール病などの自律神経症状をはじめ、
美容鍼や妊活に関しては
お力になれる自信がありますので、

今よりもっと生活を明るくしていきたい方は
お気軽にご相談下さいね^^

日々のつぶやきはTwitter
カフェやだんじりなどの好きなことはinstagramにておこなっております
公式ホームページはコチラ

段上 功

段上 功
段上 功
1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から7年超毎日更新中!SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。

-だんじり, 城東区や鴫野のこと, 日記, 普段の日常, 趣味