カイロプラクティックの学校での失敗と出会い。そして鍼灸師へ。
広島のエース・大瀬良投手から16球粘ってヒットを打ったソフトバンクの中村晃選手。100球程度で職務を全うすることが多い今の先発投手にとって、たった1人でそれだけの球を投げさせられるのは嫌なもの。こういう選手が居るというのはチームとしては有難いですよね。
こんにちは!仕事中に愛用しているナイキのスリッパのバンド部分が剥がれ、養生テープで巻かれたサンダルで仕事を終えた鍼灸師のだんじょーです。
今日の黒板はこんな感じでした。
とか言いながら有難いことに今年もたくさんチョコレートをいただいていたので、先日玉造の洋菓子屋さんで爆買いしてまいりました。お気持ち程度ですが、いただいた皆さま楽しみにしていて下さいね^^
整体で肋骨を骨折。鍼灸・柔整の道へ
昨日のブログで「 なぜ医療の道を目指したのか 」ということを書きました。
端的にお伝えすると、自分が出来ることを優先して入った大学で、自分がやりたいことが何かということに気付いたというお話ですね。
大学を中退する形となり親に迷惑を掛けたので「 少しでも早く働かないといけない 」と考え、国家資格の免許が取れる「 3年生の専門学校 」ではなく、民間の資格を得られる「 1年未満の養成所( カイロプラクティックの学校 ) 」を選んだというところまで書いたので続きを書きたいと思います。
カイロプラクティックの学校へ入学、そして鍼灸師へ。
カイロプラクティック( バキバキ鳴らす整体 )の学校へ入って出来るだけ早く開業することを考えていたのですが、そこで待っていたのは夢を打ち破られる結果と鍼灸の師匠との出会いでした。
ボクは1年間のコースを選択したのですが、学校には6ヶ月コース、3ヶ月コースがあり、ボクが在学中には1週間のコースなんてのも新設されました。
ようは1週間で整体師になるっていうコースです。今思うとこわい話ですよね。笑
でもね、実は整体師とか、カイロプラクティックの先生というものは「 免許がいらない 」ので、今ブログを見て下さっている方が「 来週から開業します! 」って言っても出来ちゃうんです。
反対に国家資格というものは「 決められた年数学校に通う必要 」があり、その上で国家試験に合格してはじめて資格をいただけるというもの。鍼灸師に限らず、お医者さん、看護師さん、歯科衛生士さんなんかもそうですよね。
そんなこともわからない中、学校に通っていた19歳の青年。解剖学( からだのことを学ぶ学問 )の授業が1年間で2時間ほどしかなくて「 何かおかしくね? 」と一人で思っていました。
からだのしくみを理解してないので手技も上手く出来ず、講習費を追加で払って何度も何度も受けましたが、思うところまでは出来ず悶々とする日々。
そんな時に「 明日開業するという先輩 」が学校に来て、手技を教えてくれたんですがこれまたビックリな体験をする。
その方のモデル役になったうつ伏せのボクに、両手で体重を掛けて「 ドンッ 」と矯正をした瞬間に、ボクの肋骨が折れちゃいました。笑
息が出来ないぐらい痛かったので整形外科さんに行ったら「 折れてるね。笑 」って言われました。
そこで気付いた。バキバキするこの治療法はもう辞めようって。
でね、それでもボクは大学を中退した身。親に迷惑を掛けている分、このままではいけないわけです。
なのでありとあらゆる「 外部セミナー 」を受け、色んな手技を学んでみたんです。
その時に東洋医学や四肢のテクニックを教えてくれる鍼灸師の先生に巡りあったのですが、その方が今のボクの師匠。
授業中、40人ぐらい居る生徒に向けて先生が「 ここを出た後、開業する人は手を挙げてみて 」と仰るんですね。
もちろんみんな開業するために学校に来ているので、40人中39人が手を挙げた。
挙げなかったのはボク1人。
そりゃそうだろう。からだの仕組みも学んでいないし、骨折もしたこの手技で開業なんて到底無理だ。
そしたらね、その先生が「 君は何で手を挙げなかったんだ? 」と休み時間に声を掛けて下さった。
ボクは間髪入れずに「 こんな知識や手技で人のからだは診たくない。もっと違う勉強がしたいです! 」と伝えた。
すると先生が胸ポケットから名刺入れを取り出して「 ボクは鍼灸学校の講師をしているんだけど、良かったら鍼灸の道に来ないか 」と名刺を下さった。
不思議な縁があるもんですよね。
即決は出来なかったですが、どうしていいかわからなかった19歳の視界が大きく開いた瞬間だったのは今でも鮮明に覚えている。
数日間悩みに悩んで「 鍼灸の道に進むこと 」を決断。
その先生に鍼灸の道に進む旨を伝えるためにセミナー会場の入り口で待ち伏せし、想いを伝えた。
そしたらね「 良かったら一度、治療院を見学しにおいで 」と声を掛けていただいたので、手土産を持って伺った。もちろん、弟子にしてもらうためである。
「 先生のところで勉強させて下さい! 」と伝えたら師匠はこう言った。
「 ボクのところは給料を渡す場所ではない。ボクも師匠の下で無給で学び、その間早朝の新聞配達をして生活費を稼いだ。それでいいのならどうぞ。 」と。
もう「 失敗は出来ない 」という気持ちが強く、はじめから無給で学ぶ覚悟だったので、2つ返事で快諾。迷いなんてなかった。
そこから4年弱に及ぶほぼ無給( 交通費1万円支給、実際に掛かった交通費は3万円なのでマイナス。笑 )だった弟子としての人生をスタートさせた。
てな感じですね^^
まだまだここから色んなことがあり、様々な出会いと経験を重ねていくのですが、このシリーズを書いている最中に「 日常で起こっている書きたいこと 」が山ほど出てきたので、一旦ストップしますね。
またどこかのタイミングで書きたくなったら書きますので、その時はまた覗いて下さいね。
本日は以上です!それではまた明日~♪
城東区・段上はり灸治療院は、
血の巡りを改善して「 治すチカラ 」を高め、薬に頼らない健康的なカラダへと
体質を整えていく鍼灸院です
慢性の頭痛や不眠症、
メニエール病などの自律神経症状をはじめ、
美容鍼や妊活に関しては
お力になれる自信がありますので、
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段上 功
- 1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から7年超毎日更新中!SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。