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仕事への想い 日記 鍼灸

ときどき頂くご質問「 鍼ってどうやって練習するの? 」にお答えしました。

ヤクルトのドラフト4位、大阪出身の元山選手が非凡な打撃センスを見せています。大学時代のプレーを見ているとプロでは打撃は時間が掛かるかなと思っていたのですが、いい意味でそれを裏切る結果。これからどんどん吸収して素晴らしい選手になっていってほしいですね。

こんにちは!7年ぶりに8連勝をした阪神以外の話題が見つからなくなっている虎党鍼灸師のだんじょーです。

今日の黒板はこんな感じでした。

8連勝は2014年以来、その前は2007年という「 7年周期 」なので、次回の8連勝はどうやら2028年の可能性が高いです。笑

鍼はどうやって練習するの?

昨日メンテンナンスにお越し下さっている方からいただいたご質問。

「 鍼灸師さんは、鍼はどうやって練習したんですか? 」

その質問にお答えさせていただいたのですが、わりとご質問をいただくので皆さまにもシェアしたいと思います。

まずは人以外の"物”から

もちろん最初から人体へ!ということは基本的にありません。

鍼灸学校の実技でも、まずはじめは「 物 」から打っていきます。

「 刺入練習台 」みたいなのがあるのですが、少し抵抗感があるそんな台を使ったり、スポンジやタオルを使ったり。

ボクは家にあるソファやベッドや布団やトイレットペーパーや木の板なんかにも打っていました。

椅子とかジーンズとか革ジャンとかにも打ってました。笑

とにかく色んな物を打って、鍼先に伝わる「 感覚の違い 」を養いたかったので、ホントに色んなものに打ちました。

木の板だったら固すぎて基本的に全く入らないのですが、毎日毎日少しずつ旋捻( ひねること )をしていると、ほんの少しずつ削れていくんです。( 材質にもよります )

「 木の板で刺入の練習をした 」という方の古書を読んだので、それを真似して鍼先の感覚、刺入する感覚を養っていきました。

今度は自分のからだで

物に打つことが出来るようになると、次は人体へ。

と言っても人さまに打つわけじゃなく、自分のからだに打ちます。( 最初は足 )

しかしながら鍼ってやっぱり"刺激”なので、何十回も打ち続けているとだんだんしんどくなってくるんです。

われわれ鍼灸師は「 刺激量が多くなるとからだに負担が掛かる 」というのを、身をもってその時体感します。

ボクは学校に入る前に3年間で習うツボを全て覚えていたので、ひと通り全部のツボを自分のからだで試し打ちしてみました。

あぁ、ここはこんな感じなんだ、ここは痛いんだなとか感じながら。

自分でやると押手( 痛みを緩和させる方法 )が上手く出来ないので、めちゃくちゃ痛いんです。笑

それでも肛門の辺りとか耳の後ろの辺りとかコメカミとか足の裏とか色々打ちました。

人に打つ前に「 どんな感覚なのか 」というのを知っておかないといけないと思ったので、兄弟子にもたくさん打ってもらいました。( 愛のムチ的なキツイ鍼もありました… )

「 眼窩内刺鍼 」といって、まぶたの内側に刺していくハリがあるのですが( 今はあまりどこもやってないです )、それも受けたりしてました。

「 でもこれは受ける側の方が怖すぎる 」ということを自分のからだで体感したので「 眼精疲労は他のツボを使おう 」と普段の施術ではおこなっていません。

そうして少しずつ学んでいくわけですね。

人さまのお身体へ

ここでやっと自分のからだから、人さまのお身体へランクアップ。

といってもまだ鍼灸学生同士の打ち合いです。

しかしながらこれがまた痛いんです。笑

というのもハリに触れてまだ1年も経ってない人間が打つわけですから、そりゃもうトラウマになるぐらい痛いです。

ボクは師匠や兄弟子の「 上手な鍼 」しか見たことも受けたこともなかったので「 世の中にこんな痛い鍼があるんだ 」と衝撃を受けたのを覚えています。

なのでボクたち鍼灸師は、その頃の痛い思いのせいで、鍼を受けるのが得意じゃないという方が少なくないんです。

そこからボクの場合で言えば親や姉、友達に打たせてもらって、途中からはそれぞれのお悩みにあわせてハリを打てるようになっていきました。

でも実際やってみて感じましたが、施術の流れとか振る舞いとかって、経験のある先生の施術を近くで見させてもらったりしないとなかなか身に付かないです。

例えば「 坐骨神経痛でお悩みの方 」が居ても『 形 』を知らないと、どういう風に施術を進めていっていいかわからないですからね。

3年経って国家資格を取得してから高額なセミナーに通うのも良いですが、免許を取る前の学生の段階から、名人級の先生の手技や息づかいを近くで学ばせてもらうというも良いんじゃないかなと思います^^

てな感じで鍼が打てるようになっていくわけですが、誰もが鍼に触れるのは初めてなので学生の頃は横一線。

とにかく稽古、稽古、稽古です。センスがあるとかないとかじゃなく、どれだけ稽古したかの世界なのかなと思います。

たまにはこんな記事があってもいいですよね^^

本日は以上です!それではまた明日~♪

 

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段上 功

段上 功
段上 功
1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に2012年に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から8年超毎日更新中!SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。

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