「 素早く捻ってお灸を据えられる技術 」が価値を生む時代。
高校時代「 伊予のゴジラ 」として甲子園を沸かせた強打者兼エースの秋山投手が、プロの世界で精密機械と呼ばれる投手になり、たくさんの犠牲バントをキッチリと決める選手になっています。それこそがプロの世界で長く活躍出来ている理由なんでしょうね。これからも活躍楽しみにしています。
こんにちは!森山良子さんの音楽を聴きながらブログを書き始めて優しい気持ちになっている鍼灸師のだんじょーです。
今日の黒板はこんな感じでした。
買ったばかりの泡ハンドソープ詰め替えを一瞬にしてシンクにぶちまけてしまいましたが、黒板ネタが一つ生まれたと思えば安いもんです。
「 素早く捻ってお灸を据えられる技術 」が価値を生む時代
このブログは誰でも見ることができる形で公開しています。
これまで5年間欠かさず見て下さっている方もおられれば、今日初めてこのブログにたどり着いたという方もおられるので何度も書きますが、鍼灸の専門学校に入る少し前から鍼灸治療を学ぶためにボクは無給で弟子入りをしていました。
質問するな、見て学べ、自分で調べろ、とにかく稽古しろという昔ながらの職人の先生で、弟子入りする時に師匠から言われたのが「 学校で一番上手くなれ 」「 学校に入る前にツボを全部覚えてこい 」という言葉。
「 兄弟子はみんなそうしてきた 」と言われたらやるしかないので、学校に入る前に3年間で習うツボを全部覚えて、ハリもお灸も学校で一番上手くなりました。
すごいとかすごくないとかじゃなく、それが義務であり、そこで学ぶための掟だったからやらなきゃいけなかったんです。
初めて見た時は「 これ、お経かな? 」と思ったぐらい意味不明だったツボも、本気でやれば数週間で案外覚えられるものなんです。
ようは目標値をどこに設定するかの話。
「 3年間でツボを覚える 」のと「 学校に入るまでにツボを覚える 」のは大きな違い。
同様に「 学校を卒業する 」のと「 学校で一番になる 」のもこれまた違う。
鍼灸の学校になぜ入学したのかと考えれば「 学校を卒業するために 」とか「 国家試験に受かるため 」じゃなく「 困っている人に喜んでもらうため 」なんです。
そのために鍼灸治療を学びにきた。
であれば技術や知識は少しでも早く、できるだけ高いレベルに持って行けた方がいいんじゃないかなとボクは思います。
お灸に関しても「 捻れるように 」ではなく「 師匠や兄弟子を超えるぐらい据えられるように 」という目標値だったので、学校で一番上手くなってもずっとお灸の練習は辞めませんでした。もちろんハリも。
▼弟子時代にともにしたお灸を据える板たち
ツボを覚えることも好きでしたが、お灸とハリの稽古もまた大好きで、イメージした姿になれるよう毎日毎日「 とにかく自分が納得いくまで 」練習をしていました。
昔以上に今は、資格を取って鍼灸師になっても「 お灸を据えない先生 」が多くなっています。
据えない人と、据えられない人がいるのですが「 一般の方でも据えられる簡単なお灸 」がすごく充実してきているので仕方ないことですが、反面すごく寂しさも覚えます。
だからこそ「 素早く捻ってお灸を据えられる技術 」はすごく価値を生む時代に入ってきました。
当たり前ですが「 簡易なお灸と手で捻って据えるお灸 」と、選択肢がある方が喜んでいただける可能性は広がりますよね。
免許を取ってからなかなか稽古をする先生はいないので、学生さんであれば今のうちにたくさん稽古をして、誰にも負けないぐらいお灸を据えて、ハリを打ってほしいですね。
目標を持って取り組み、好奇心を持って続けることが大事。
この2つを頭に置きながら毎日楽しく取り組んでほしいなと思います^^
本日は以上です!それではまた明日~♪
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城東区・段上はり灸治療院は、
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段上 功
- 1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に2012年に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から8年超毎日更新中!SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。