施術は、料理の『調味料』のようなもの。"量を増やせばいい”というものではない。
パドレスのダルビッシュ有投手が日米通算197勝目を挙げました。あと3勝と考えると途方もなく遠く感じると話していましたが、これまでと変わらず一試合一試合大切に投げて勝ち星を積み上げていってほしいですね。
こんにちは!イライラしている方を見るとそこに至るまで何があったのか、その方のお話をゆっくり聞きたくなってしまう鍼灸師のだんじょーです。
今日の黒板はこんな感じでした。
お昼からお酒を飲みたい友人が居て、その時間帯で開いているお店がお好み焼き屋さんぐらいしかなくて、お好み焼きを食べた後にお好み焼きを食べるという、関西人の鏡みたいなことをしてしまいました。笑
施術は、料理の『調味料』のようなもの。"量を増やせばいい”というものではない。
先日、ご年配の方から「 ふくらはぎがパンパンに腫れ上がって歩けない 」とご相談を受けました。
実際に見させていただくとふくらはぎはパンパンに腫れ、誰が見てもわかるぐらい赤みを帯びておりました。
前日にリハビリとして来てもらった先生に施術( 2回目とのこと )をしてもらった後から歩けなくなったと。
真実はわかりませんが「 同じ部位をたくさん揉まれていた 」とのことで、おそらく「 施術の刺激が強すぎて炎症が起きた 」のだと思います。
ご高齢であること、施術2回目とお相手の状態を把握しきれていないことを考えれば、「 強い刺激 」というのはボクなら避けますが、もしかすると『 早く良くなっていただきたい 』という気持ちが少し強かったのかなぁと感じました。
刺激をすればするほど、負担も増える
施術というのはあくまで「刺激」であり、その刺激によってからだを好転させるものです。
なので「ものすごく弱い刺激」よりかは「中等度の刺激」の方がからだの反応が起きやすく、変化も出やすいです。
ですが、刺激は「負担」にもなるので、刺激をすればするほど負担も増えていき、強い刺激をすればするほど良いかというと決してそうではありません。
例えて言うなら施術は、料理の『調味料』みたいなもの。
薄~いお出汁にほんの少し調味料を入れると美味しくなりますよね。それよりもう少し入れるとより美味しく感じます。
でもどんどん調味料を足していけばいくほどだんだん辛く感じてきますよね。
施術も調味料も、量をたくさん加えればいいというものではありません。
ですがお酒を飲んでいる人など、人によってはその「辛いぐらいの味付け」が美味しいと感じる人も居ますよね。
人によってやさしく薄いお出汁の方が美味しいと感じる人も居るし、調味料をたくさん使った味付けの方が美味しいと感じる人も居る。刺激の受け取り方は人それぞれなので、その方に合わせて調整するのもまた一つ。
それは施術も同じ。
さするぐらいでも次の日しんどく感じる方も居れば、これでもか!と揉み倒しても刺激が弱いと感じる人も居る。
「 コレがウチのやり方なんだ! 」と自分のスタイル、刺激量を貫き通すのもまた一つ。
でもボクは「 この方にはどの程度の刺激が適量なのか 」というのを初回、2回目と探りながら施術をしていきます。いきなりレベル10の刺激はしません。
鍼灸なんていうものは特に「怖そう」「熱そう」というイメージがあるので、とてつもない刺激量をいきなり与えてしまうと「もう二度と鍼灸を受けてくれなくなる可能性」だってあります。
なので初診時はハリをしないという方も居ますし、徐々に徐々に刺激量を増やしていったり、反応や変化を見ながら刺激量を増減させております。
人の振り見て我が振り直せと言いますが、ボクもそういったことがないようにより一層心掛けたいと思います^^
本日は以上です!それではまた明日~♪
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段上 功
- 1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に2012年に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から8年超毎日更新中!SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。