治療者と患者さんとの関係、立場について。
打って守っての大活躍を見せた阪神・鳥谷選手。連続試合出場の記録は途絶えてしまいましたが、輝きはまだまだ失っていませんね。出場機会に恵まれませんが、結果を残してまたチャンスを掴み取ってほしいですね。
こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、野球好き院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
今日の黒板はこんな感じでした。
昨日のジム終わりに、久々に体重を測りましたが、思っていたよりも体重が減っていました。フツーに3食たべるだけではどんどん体重が減ってしまうカラダなので、食事回数を増やして、少しの間旅に出たいと思います!#黒板同盟 #鍼灸師 #デブエット #旅行 pic.twitter.com/zFdSyLTz7q
— 段上 功 だんじり祭鍼灸師@虎党 (@hari9danjiri) June 7, 2018
はい。またゆるやかにジムに通って、体重を増やす旅に出かけたいと思います^^
治療者と患者さんとの関係、立場について
「 先に言っとく。治療者と患者さんとの関係は対等やからな。 」
ボクが弟子入りしを志願し、白衣( 白ポロシャツ )を着た初めての日に、師匠の並川先生から言われた言葉です。
ボクが何かをしでかしたとかではなく、先を想定してその言葉を届けて下さったんだと思います。
言われた当初はあまりよくわからなかったんですが、すぐにその意味がわかりました。
というのもボクたち鍼灸師や柔道整復師という人間は、3年間の養成施設での勉強を経て、国家試験に受かれば資格を与えられ、そうすれば業として施術をおこなうことが許されます。
高校を卒業してそのままストレートで専門学校に行ったとすれば、免許を取るのは21歳。早い話、21歳で「 先生 」と呼ばれる立場、呼んでいただける立場になるわけなんです。
これが1つの問題点。
免許があろうがなかろうが、技術があろうがなかろうが、先生と呼ばれようが呼ばれまいが、正直偉くも何ともないんですけどね、でもあまり言われ慣れないその響きに、すごく偉くなったように感じる人も結構多いんです。笑
実際にそういう人をボクも多々見てきましたし、もしかしたらボクも周りからはそんな風に写っているのかもしれません。
ただボクは、師匠の言葉を今でも覚えていますし、その意味も理解しているつもりなので、治療者と患者さんとの関係が上・下( うえ・した )の関係にあるとはこれっぽっちも思いません。
友達みたいなゆるやか~な関係性の方がお互いに気も遣わなくていいし、楽なんじゃないかなって感じます。
だからね、ボクは「 先生 」って言葉があんまり好きじゃないんです。むしろ、何でそんな呼ばれ方をせなあかんのかなと思うぐらいです。笑
信頼して来て下さっている方から呼んでいただく分にはいいですが、だんじょーとか、だんじょーさんとか、だんじょーくんって呼んでいただける方が嬉しいです。
で、もう一つ師匠からよく言われていたのが「 関係は対等やけど、治療の主導権はお前が握れ 」という言葉。
いやいや「 上・下の関係やん! 」って思うかもしれませんが、これはちょっと違います。
治療のゴールをどこに設定するかにもよるんですが、これってボクたち「 治療家 」にとって非常に大切なこと。
例えば「 施術のゴール 」がマッサージのように「 気持ち良い 」ことであれば、自分が出来る施術や手技のやり方を変えて「 満足度 」を高めにいくべきだと思います。
「 いやー、ボクは今までに2万人の人に治療をしてきたんだぜ 」って言っても、ゴールは気持ち良さなので、その方が「 気持ち良い 」と思わなけりゃただのエゴなんですよね。
ですが「 施術のゴール 」が「 少しでも早くカラダを良くする 」とか「 一日でも早く痛みを取る 」といったことであれば、そのための「 最善のアプローチ 」って患者さんよりボクたち治療家の方がよく知っていますよね。プロなんですから。
だから、痛みを取りたいと思って来られた方に「 いや、そこじゃなくて、ここをもっとこうやって思いっきりグリグリしてほしい 」ということを言われても、基本的にお応えしません。あ、他の方はわかりませんがボクはってことですよ。笑
開業する前から、そして開業してからの5年半もずっとそうです。相手が偉い方であろうが、先輩であろうが、議員さんであろうが、その道の方であろうがです。
その要望にお応えして刺激を入れることで、もっと治りが悪くなることもあるし、刺激量が強くなりすぎて余計にしんどくなることもあります。
それは患者さんにはわからないので、プロである治療家がストップを掛けてあげなきゃいけないとボクは思っています。ご理解いただけない方には治療をしないこともあります。
それぐらい信念を持って取り組んでいます。
ただ、そのための「 理由の説明 」は必要ですよ、何でそれをしないかっていうお話は。そこの納得とか、理解は非常に大切ですから。
そしてその施術をおこなうためのカウンセリングも大切です。確固たる信念があっておこなう芯の通った施術であったとしても、患者さんのおからだは十人十色なので、その「 おからだに合わせておこなうもの 」ですから。
そのためにはいつから悩んでいて、何をどうすると辛くて、どういう時が楽で、普段はどんな生活を送っているのかっていうことをしっかりとヒアリングしないといけないんです。
そこがなくてエイヤッ!!って施術しちゃったら、それこそただのエゴですよね。笑
そのヒアリングをもとに、自分の持っている引き出しの中からアレコレと考えながら出していく。治療に癒しが必要だと感じれば、組み込みながら調整していく。それでもしあまり改善しなかったら、またしっかりと状態をお聞きし、次に生かしていく。ほんとにその繰り返し。
関係は上でも下でもなく、対等。おからだの状態や経過は患者さんからしっかりと聞き、それを受けて施術は治療家が主導権を握る。最短でおからだを良くしていくためには、それが一番いいんじゃないかなってボクは感じています。
たまたま数人の患者さんとそんなお話をしていたので、今日ブログに書きました。こだわりの強い鍼灸師ですみません!笑
本日は以上です!それではまた明日~♪
城東区・段上はり灸整骨院は、
血の巡りを改善して「 治すチカラ 」を高め、薬に頼らない健康的なカラダへと
体質を整えていく鍼灸院です
慢性の頭痛や不眠症、
メニエール病などの自律神経症状をはじめ、
美容鍼や妊活に関しては
お力になれる自信がありますので、
今よりもっと生活を明るくしていきたい方は
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段上 功
- 1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から7年超毎日更新中!SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。
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