「妊活と仕事を両立できない…」という女性が実に34.7％｜鍼灸師として、出来ること。

2023/02/02

3月におこなわれるWBCに向けて選出された選手たちが急ピッチで調整をしています。世界各国の代表選手と対峙するのは素晴らしいことですが、とにかくまずケガや故障のないように、それだけ気を付けて無理なく調整してほしいですね。

こんにちは！スキマスイッチさんみたいに一度聞いたら忘れない名前を付けるのも歌手としては大切だなと思っている鍼灸師のだんじょーです。

今日の黒板はこんな感じでした。

大寒の最終日は「春の始まり」である立春となり、季節の変わり目。

冗談っぽく書いてますが、この季節の変わり目に養生をするというのは昔から日本人が大切にしてきた考えなので、現代でもぜひとも採り入れたいものですね。

陰ながら、妊活中の女性のこころとからだをサポートしたい

ボクは、妊活をされている方には、鍼灸治療を受けてからだを整えたり、こころのサポートを受けられる施設が必要だと心の底から思っております。

それは精神的な負担も金銭的な負担も大きい妊活が、ストレスになっている方が圧倒的に多いから。

むしろ妊活をされていて「こころもからだも整っている方」をあまり見たことがありません。

5.5組に1組

昔とちがって現在は、不妊治療をするというのは珍しくない選択になってきています。

実際、厚生労働省の"不妊治療と仕事との両立サポートブック”によると、日本では「不妊を心配したことがある夫婦」は35.0％で、夫婦全体の約2.9組に1組の割合になります。

2.9組に1組ということはほとんどの夫婦が一度は悩んだことがあるということ。

また、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある（または現在受けている）夫婦は18.2％で、夫婦全体の約5.5組に1組の割合になるとのこと。

その背景の一つに女性が働く社会になったことが挙げられていて、キャリアを積むことによって生じる晩婚化や、精神的・肉体的な疲労が影響しているのでは考えられています。

「昔の女性より働いている」「昔の女性より出産年齢が遅くなっている」という現状の中で、その上で働きながらクリニックに通ったり、SNSで友人知人の赤ちゃんの投稿を見たり、インターネットの記事を読み漁ってしんどくなったり。

昔よりも「過ごす環境」は悪くなっていますよね。

なので、まだまだ頑張るんだ！と思うのではなく、ホッと一息つける場所、気兼ねなくゆっくり相談できる場所、心身ともにリフレッシュ出来る場所を作っていただきたいなと。

「仕事と両立できない… 」という方が実に34.7％も

不妊治療をしたことがある（または予定している）労働者の中で、「仕事と両立している（または両立を考えている）」とした人の割合は53.2％になっていますが、「 仕事との両立ができなかった（または両立できない）」とした人の割合は34.7％とのこと。

両立出来なかった理由は「精神面で負担が大きいため」「通院回数が多いため」「体調、体力面で負担が大きいため」が上位３つの理由として挙げられています。

結局のところ、こころとからだの不調と、ストレスということです。

妊活鍼灸として、これまで4年間で27名の方の妊娠・出産をサポートさせていただきましたが、携わってみて改めて感じるのは、妊活中に最も大切なのは「元気なからだと、リラックス」なんだということ。

だけどクリニックに行くには女性も働かないと費用を捻出できないし、仕事に行くと精神的・肉体的疲労が大きくなって結果的に不健康なからだになっていく。

あくまで鍼灸師はサポート役であり、ほんの少しのキッカケを届ける人に過ぎませんが、ご夫婦だけで頑張るのではなく、頼っていただけたら嬉しいなと思います。

何かあればいつでも頼って下さいね＾＾

本日は以上です！それではまた明日～♪

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城東区・段上はり灸治療院は、
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段上功

段上功

1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所」を作るため、地元・城東区鴫野に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「縁日BBQ 」を主催。「だんじり祭鍼灸師」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から7年超毎日更新中！SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。