挫折と苦悩と努力が生んだ、阪神・藤川球児投手の『 火の玉ストレート 』
楽天の涌井投手が11勝で最多勝を獲得。3球団での最多勝はプロ野球史上初の出来事とのこと。どの球団に行っても自分の役割を淡々をこなす姿は周りの選手に素晴らしい影響を与えているでしょうね。
こんにちは！100円均一のお店に行くとやたらと長居してしまう女子力高めな鍼灸師だんじょーです。
今日の黒板はこんな感じでした。
歌手・リンドバーグの"あの音楽”が流れるともう勝ちはほぼ決まったようなもの。
甲子園の5万人の大声援をひっさげてゆっくりとマウンドへ歩いていく。
左足を大きく上げ、頭の上から糸を引かれたような綺麗な立ち姿で一時静止し、そこからゆっくりと沈み込みながら体重移動をしていき、しなやかで柔らかい腕の振りから繰り出される伸び上がっていくストレート。
人はそれを『火の玉ストレート』と呼んだ。
オールスターや日本代表に選出されるようなプロ野球界を代表する選手たちが、彼のストレートだけを狙っているにも関わらず「 バットの上 」をあっさりと通過する快速球。
何度見てきたことか。
あの神々しい彼の姿に歓喜し、時には涙し、ある時は勇気づけられ、どれだけ魅了されたことか。
それはボク一人ではなく、日本中の人たちが。
そう、そんなたくさんの夢やドラマを見させてくれた阪神・藤川球児投手が本日、最期の試合に臨む。
まだ信じたくない部分もあるけれど本日の登板を最後に現役を引退する。
残り少なくなった松坂世代の選手の中でもずっとトップクラスの成績を残し続けてきた。まさかまさかこんなに早く終わりがやってくるとは思わなかった。
それが正直な感想だ。
だけど彼の野球人生は順風満帆ではなく挫折や苦悩の連続だった。
期待されて人気球団に入団するも、先発で結果を残せず戦力外のリストに挙げられたほど。
それでも山口コーチと二人三脚でフォーム改造に取り組み、リリーフ投手としてその地位を築き、レジェンドと呼ばれる存在にまで上り詰めた。
その後はヒジを故障し、快速球を生み出してきた部分にメスを入れ、ボールが投げられない日が続いた。
日本で向かうところ敵なし状態になり挑んだメジャーリーグだったが、ヒジの故障もあって本人が思い描いたような結果は残せなかったはずだ。
そして一時代を築いた投手が独立リーグに在籍するとは思わなかった。
だけどチームは生まれ育った高知県の球団。そこがまた彼らしい。
球児は終わった。そう言われたところからまた定位置である「 阪神のクローザー 」に復帰する。
全盛期ほどのストレートではなかったが伸び上がる快速球は健在。そこに巧みな投球術を織り交ぜて幾度となく阪神を勝利に導いてくれた。
たくさんの悔しさ、そして並外れた努力の量が彼の今の結果を作ったのではないだろうか。だからこそ藤川球児投手のストレートに皆魅了されるのだろう。
今朝の黒板を投稿した後に阪神ファン、藤川球児投手ファン、プロ野球ファンの方々からたくさん連絡がきた。
もうみんな泣く準備は出来ています。
輝かしい成績と共に数々の思い出を届けていただいたレジェンドの最期の姿をしっかりとこの目で見届けたいと思いますので、思いっきり腕を振って、思いっきり楽しんで下さい。
本当に長い間ありがとうございました。
城東区・段上はり灸治療院は、
血の巡りを改善して「 治すチカラ 」を高め、薬に頼らない健康的なカラダへと
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段上 功
- 1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から7年超毎日更新中！SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。
