2023年プロ野球開幕！野球好き鍼灸師・段上功がおこなう、セ・リーグの戦力分析と順位予想、期待の選手をご紹介。
2023/03/31
侍ジャパンで活躍したレッドソックスの吉田正尚選手がオープン戦でホームランを放ちました。彼の実力は日本でもWBCでも示してきましたが、これから一年をかけてより一層アメリカの野球ファンが驚くことになるでしょうね。
こんにちは！今井美樹さんの音楽に癒されながらプロ野球分析記事を書こうとしている鍼灸師のだんじょーです。
今日の黒板はこんな感じでした。
3月も終わりに近づき、ついについにプロ野球開幕の時期がやってきましたね。
春といえば野球、野球といえば野球好き鍼灸師・段上功の順位予想の季節でございます。
知らない方は全く知らない、野球好き鍼灸師・段上功が、毎年その年のプロ野球界を展望して「 事細かに"勝手に分析”して順位予想をする 」という企画。
mixi時代からもう十数年続けておりますが、今年もやりたいと思います。
でも今回はWBCが盛り上がりすぎたため情報不足です。ケガや新戦力の活躍を100%ケア出来ていないので、それを承知の上で楽しんでいただけたら嬉しいです。
去年のブログ( 2022年プロ野球開幕間近！今年も野球好き鍼灸師がセ・リーグの戦力分析と順位予想とおこなってみました )も良ければどうぞ。
去年の成績を振り返る
まずは去年の順位をおさらい。
2022年最終順位表
1位 ヤクルト
2位 DeNA
3位 阪神
4位 巨人
5位 広島
6位 中日
ヤクルトが2年連続で優勝を決め、DeNAが前年6位から大躍進。今年もきっと混戦になるセ・リーグをこの順番に分析していきたいと思います。
2023年のチーム別戦力分析
ヤクルト
2年連続リーグ優勝を果たし、3連覇を狙うセ・リーグチャンピオン。
去年のチーム平均失点数3.96はセ・リーグ5位という決して投手力が良いとは言えない中、優勝に導いたのは何と言っても自慢の攻撃力。
チームの核は言わずもがな令和の三冠王・村上選手。WBCでも準決勝・決勝と素晴らしい活躍を見せ、良い形で開幕を迎えられそう。
彼以外にも山田・サンタナ・オスナで形成する中軸陣に、中村や長岡が良いアクセントになっている。懸念材料は塩見の出遅れ。代わりに入るであろう丸山や内山がどれだけ成績を上げられるか、はたまた塩見がどれだけ早く復帰し状態を挙げられるかが今年のポイント。
投手陣は守護神・マクガフの穴をどれだけ埋められるかが鍵。加えて先発防御率が3.84と決していい数字ではなかった部分をどうやって良化出来るかにもかかっている。ドラフト1位の吉村投手が良いボールを投げているだけに、小川・高橋・石川・サイスニード・高梨といった選手たちがどれだけ成績を挙げられるか。奥川が早期に復帰できるようなら非常に心強い。
高津監督の人心掌握術や手腕も素晴らしく、去年貯金を22個も作ったチームはどう分析しても今年も間違いなく優勝候補。
個人的には丸山・内山・吉村いった若手の活躍に期待したい。
DeNA
ここ数年優勝候補に挙げられてきた実力を発揮し、昨シーズンを2位で終えたチーム。
自慢はヤクルト同様、チーム打率2位を誇った打撃力。桑原・佐野・牧・宮崎・ソトといった上位から中軸に加えて大田や楠本も控える。オースティンがラインナップに並ばないのは痛いが余りある戦力を有している。
打線に関して言えば中軸に繋ぐ部分をどうやって形成するかが鍵。オープン戦で素晴らしい働きを見せていた新人の林や若手の森が上位打線で活躍し、塁上を賑わすようであれば非常におもしろい戦いが出来るのではないか。
投手陣は開幕投手の石田、エースの今永に加えて大貫・浜口・京山・阪口・上茶谷・坂本と粒は揃うが、スタート時はリリーフ起用をしたり一年間をやり繰りしながら戦っていく様子。エスコバー・伊勢・山崎といった素晴らしいリリーフ陣がいるだけに先発投手の出来がチームの浮沈を左右しそう。
ただ何と言っても2020年のサイヤング賞投手、バウアーの加入がとてつもなく大きい。ブランクはあれど彼が8割ぐらいの実力を発揮できるようであればなかなか打てないのではないか。彼の活躍次第ではきっと台風の目になるチーム。
個人的にはやはりバウアーがどんなピッチングをするのか、新人の林がどれだけヒットを重ねられるかに注目したい。
阪神
開幕から8連敗、2勝16敗と散々なスタートを見せるも終わってみれば3位でゴール。地力があることを示したチームを率いるのは2005年の優勝監督・岡田氏。
昨季はチーム防御率は断トツ1位の2.67、得失点差はヤクルトを上回る+61を記録しておきながら完封負けに泣いた。
左打者偏重だったチームを改革すべく獲得したノイジー、新人の森下、トレードで移籍した渡邊・高濱といった選手が上手く機能するようであれば非常に面白い。
ファーストに大山、サードに佐藤と核になる選手のポジションを固定し、中野をセカンドにコンバート。ショートに小幡と木浪を競わせ、去年とは少し違った戦いが期待できるのではないか。
開幕からつまづいた要因となった抑えも湯浅が勤め、他のリリーフ陣も岩崎・ケラー・岩貞・浜地・石氏・加治屋と素晴らしい陣容が揃う。
先発投手陣もエースの青柳、西勇輝・秋山・伊藤将に加えて、伸び盛りの西純矢や才木の状態が非常に良い。また現役ドラフトで獲得した大竹も先発ローテを担う一員になりそう。
植田・熊谷・島田といった足を使えるピースもたくさん揃い、攻撃のバリエーションは今年も豊富なだけに、守り勝つ野球、そして1点を積み重ねていく野球が出来れば素晴らしい結果が待っているのではないか。
個人的には新人の森下、西純矢、才木、森木、井上といった若手選手に期待したい。
巨人
昨季はBクラスに沈み、今年は何としても優勝を奪回したい球界の雄。
開幕の1番には現役ドラフトで獲得したオコエ瑠偉が座る様子。ケガなく彼が一年間活躍するようだと良い起爆剤になるのではないか。
吉川・丸・岡本・中田・ブリンソン・坂本・大城と続く打線は抜け目がなく相手にとっては非常に恐い打線。オープン戦で結果を残した新人の門脇、支配下登録された梶谷、2軍スタートとなったウォーカーや松原が高いレベルでレギュラー争いをするようであれば尚おもしろい。
打線が申し分ないだけに今年も課題は投手陣。
長年エースを務めてきた菅野が開幕2軍。侍ジャパンで世界一に貢献した戸郷が調整期間が必要という部分もあるが、開幕投手に巨人史上初めて新外国人を据えなければいけなかったのは、昨季リーグ6位の防御率だった投手力のコマ不足を示した形になるのではないか。
赤星や横川、山崎や堀田といった若手、開幕の先発ローテ候補に挙がっている外国人3名がどれだけ成績を伸ばしていくかが巨人の浮沈を握っている。
個人的にはオコエ、横川といった選手たちの活躍を楽しみに見届けたい。
広島
監督に球団のレジェンドである新井氏を据え、王座奪回を目指す赤ヘル軍団。
昨季はリーグ5位ながらもリーグ2位の得点力を誇り、鈴木誠也の穴を感じさせない戦いを見せた。秋山・菊池・西川・坂倉・小園・野間・上本と、率を残せる好打者タイプがいるだけに、マクブルームやデビッドソンといった一発長打を放てる選手たちがどれだけ機能するかによって得点力が大きく変わってくる。
打線よりも大事なのは投手陣。正直なところ森下の出遅れが痛い。どれだけ早く復帰できるか、復帰した後にどれだけ成績を残せるかがカギを握っている。
5年連続開幕投手の大瀬良、昨季も素晴らしいピッチングを見せた床田に加えて九里もや遠藤も控える先発投手陣は森下が帰ってくれば非常に高いレベルでローテを組める。
抑えに栗林という絶対的な守護神がいるだけに、昨季救援防御率が3.66だったリリーフ陣がいかに先発と抑えの間のリードした点差を保ってバトンを渡せるか、そこに着目したい。
個人的には昨季良いスタートを切れなかった小園、そして今一つ殻を破り切れていない未完の大器・林に期待したい。
中日
オフに血の入れ替えをおこない、恐竜軍団復活を期す立浪ドラゴンズ。
阿部・京田といったチームを支えてきた選手を放出。若い力でチームを押し上げていく形に切り替えるもその筆頭候補で楽しみな存在であった田中の脱臼離脱は痛い。
攻撃陣では岡林・大島の上位打線は率も残せて足もあって脅威なだけに、それに続く高橋や新外国人アキーノ、ビシエド・木下・龍空・鵜飼・細川・ブライトといった選手がどあれだけ結果を残せるかが肝になるだろう。
反対に昨季チーム防御率リーグ2位を誇った投手陣は今年も健在。
開幕投手の小笠原、大野・柳・高橋宏・福谷と続く豪華な顔ぶれにトレードで涌井を獲得し、12球団トップクラスの先発陣が揃った。だが直前に入ってきたジャリエル・ロドリゲスの亡命は嬉しくないニュース。
それでも投手陣に関しては人材が豊富なため、課題は得点力リーグ最下位、得失点差-81を記録した打撃陣の奮起。去年のように接戦を拾っていけばAクラス争いも出来るのではないか。
個人的には侍ジャパンにも選ばれた高橋宏、脱臼で離脱する前まで素晴らしい活躍を見せていた田中の活躍に期待したい。
2023年セ・リーグ順位予想
分析をふまえて出した順位予想はこちら。
1位 阪神
2位 ヤクルト
3位 DeNA
4位 広島
5位 巨人
6位 中日
去年同様、どこがAクラスにきても、どこが優勝してもおかしくないぐらいの混戦になるだろうと予想。
難しい選択でしたが、投打の軸がしっかりしていて、中継ぎ・抑えが充実している阪神を1位に据えました。
WBCで盛り上がった野球熱。今シーズンも楽しませていただきたいと思います！
本日は以上です！それではまた明日～♪
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段上 功
- 1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から7年超毎日更新中！SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。
