2023年プロ野球開幕！野球好き鍼灸師・段上功がパ・リーグの戦力分析と順位予想、期待の選手をご紹介。
北海道に新球場をオープンさせた日本ハムファイターズ。オープンを記念して他のチームに先駆けて今日開幕戦がスタート。これから始まるペナントレースがどんな形で進んでいくのか非常に楽しみです。
こんにちは！いつの間にかスーパーのカゴをアルコール消毒してくれるサービスが少なくなったなと感じている鍼灸師のだんじょーです。
今日の黒板はこんな感じでした。
さて。
趣味で十数年続けているプロ野球戦力分析と順位予想記事。昨日はセ・リーグ編( こちらをクリック )をお伝えしたので、今日はパ・リーグ編をお伝えしたいと思います。
去年の成績を振り返る
1位 オリックス
2位 ソフトバンク
3位 西武
4位 楽天
5位 ロッテ
6位 日本ハム
この順に分析していきますので、野球マニアの皆さま、良ければお付き合い下さい＾＾
オリックス
前年最下位から2年連続リーグ優勝を果たし、2年連続の日本一を目指す圧倒的地力を誇るチーム。
打撃の核である吉田正尚を失ったのは非常に痛いが、同じく打撃力に定評のある森友哉を獲得。勝負強さは彼ほどではないがそれに近い働きをするのは間違いないだろう。
エースの山本を筆頭に、宮城・山岡・田嶋・山崎福と続く先発投手陣はリーグNo.1。そこに来年にはエース格に成長しているであろう開幕投手の山下舜平大が加わった。中10日ほどの登板になるだろうが、一年間機能すると鬼に金棒状態。
昨季後半に素晴らしい働きを見せた山崎颯・宇田川、ワゲスパック・阿部・比嘉・平野など様々なタイプのリリーフ投手が控えているのも強み。
3年連続リーグ優勝に向けて唯一の懸念材料は打撃陣。昨季はチーム打率.246、89本塁打、490得点とまずまずの成績を残したが、その中心に居た吉田正尚の穴をどれだけ埋められるかにかかっている。
移籍組の森、昨季不振を極めた杉本、宗・中川・福田などの中堅に加えて、紅林・野口・太田といった若手の選手たちがどれだけ台頭してくるかが鍵。それでも優勝候補筆頭なのは間違いない。
個人的には今年も太田・紅林、そして野口を追い掛けたい。
ソフトバンク
日本一になったオリックスと勝ち星も負け数も全く同じだった常勝軍団。
常に優勝争いを繰り広げてきたチームは近藤・オスナ・有原・ガンケル・嶺井といった選手たちを次々と補強。今年にかける本気度が伺える。
昨季も得点力リーグ1位、防御率リーグ3位と得失点差+84という圧倒的な数字を誇った。唯一の懸念材料だった先発投手陣を補強し、リリーフで無双状態だった藤井を先発に配置転換。開幕投手を務める大関、42歳のベテラン和田、実績のある東浜・石川・武田とコマが揃うだけに、板東や高橋礼を含めた若手がどれだけ絡んでくるかがカギになるだろう。
WBCでも高い打率と出塁率を記録した近藤がチームに加わり、故障明けの栗原、牧原・柳田・中村・周東・今宮・甲斐と続く代表クラスの選手が軒を連ねる打線は今年も強力。
毎年ケガ人が多いのが心配材料ではあるが、新外国人のアストゥディーヨとホーキンス、復活を期す上林、昨季成績を残した三森や野村勇、未完の大器・リチャード、正木などが上手く絡んでくると手が付けられないチームになるのではないか。今年も優勝争いの中心に居るだろう。
個人的には上林、野村勇を一年間楽しみに追いかけたい。
西武
打撃偏重型のチームからリーグNo.1の防御率を誇る投手王国へと変貌したパ・リーグの雄。
何と言っても投打の柱で扇の要、森のFA移籍は痛い。ただ昨季も森が故障離脱している際に柘植や古賀がマスクを被り素晴らしいリードでチームの危機を救った。
また大きな上積みは少ないが、現役ドラフトで加入した元阪神・陽川の加入は一年間戦う上では非常に大きいのではないか。骨折で離脱中の源田の穴を滝澤が担い、そこに加えて岸や愛斗、呉や山野辺、川越といった選手たちが少しずつ成績を伸ばすようであれば、主砲の山川がいるだけに面白い戦いが出来るのではないか。
昨季は救援防御率がリーグ1位、先発防御率はオリックスに次いで2位だったが、リリーフ陣から平良が先発へ転向。この配置転換が大きなカギを握るのではないか。昨季良いピッチングをしながら勝ち星を伸ばせなかった隅田の巻き返しと先発・平良という上積みを考えると今季のパ・リーグを揺るがす存在になるだろう。
その他先発にもリリーフにも投手陣は素晴らしい陣容が揃うので、打撃陣がいかに1点を積み重ねていけるか、選手とともに松井稼頭央新監督のタクトにも期待したい。
個人的には先発転向して驚くような成績を残すであろう平良、去年悔しい思いをした隅田、素晴らしいデビューを飾った滝澤を楽しみに追いかけたい。
楽天
ここ数年優勝候補筆頭に挙げられながらもなかなか勝ち切れない楽天イーグルス。
開幕投手の田中将に加えて則本・岸・早川・瀧中など、先発投手陣の顔ぶれは豪華だが、若い才能が溢れてきている今のプロ野球界にあって少々物足りなさを感じる。鈴木や小孫など、彼らを追いやるような若い投手が出てきてくれるとチームも上向くのではないか。
リリーフ陣は松井裕を筆頭に、宋・安楽・藤平とこれまで成績を残してメンバーが顔を揃えるが、こちらも先発投手同様若手の上積みがほしいところ。
打撃陣は中日からトレードで獲得した阿部の加入が大きく、左打者偏重のチームにあって大きなオプションになるのではないか。浅村・島内というどっしりとした中軸、西川・小深田・辰巳という足も使える選手が揃うだけに若手や外国人の活躍に期待したい。しかしながらAクラス争いは出来ても優勝争いに加わるには外国人の大きな爆発が必要。
個人的には酸いも甘いも経験した早川がどんな飛躍を見せてくれるのかに期待したい。
千葉ロッテ
2年連続パ・リーグ2位から5位へ後退。今年は何としても幕張に錦を飾りたいマリーンズ。
2025年に常勝軍団を目指すチームは監督に侍ジャパンで投手コーチを務めた吉井氏を据えた。日米で活躍し、数々の素晴らしい投手を育てた名コーチの監督就任は個人的にすごく楽しみにしている。
ただ懸念材料は実践不足。侍ジャパンに帯同していたため指揮を執る期間が非常に短く、監督の考えや采配云々がともにしっかりと伝わるのかが心配なところ。
打撃陣は巨人で24本のホームランを放ったポランコを獲得。DHに専念するとなればより打撃成績を残すのではないか。荻野・中村・藤岡・井上といった中堅・ベテランの選手たちに続いて、山口・安田・藤原といった若手有望株がどれだけ飛躍できるか順位が大きく左右しそう。
昨季成績を残した高部もいて、若い選手が躍動すると優勝争いにも加われるのではないか。
投手陣は先発と救援防御率がともに昨季はリーグ5位と投手のレベルが高いパ・リーグの中では低い数字。しかしながらケガ明けの種市、澤村の復帰、昨季3勝の小島の上積み、そしてなんといっても世界最高の投手への道を駆けあがっている佐々木朗がいるため、非常に楽しみでもある。
投手出身の吉井監督が投手をどのように活かしていくのか、その姿にも注目したい。
個人的には佐々木朗・藤原・安田・山口の姿を追い掛けたい。
日本ハム
新球場での新たな一年をスタートさせる新庄ファイターズ。
昨季はトライアウトの年と位置付け選手を見極めてきたが、やはり主軸・近藤の移籍は痛い。
ただ、松本剛が昨季大きく飛躍し、成長著しい清宮も狭くなった新球場で本塁打の数も増えるだろう。上川畑も昨季すごくいい働きをしただけに、野村・万波・今川をはじめとして、二刀流として騒がれる矢澤、石井や五十幡といった若手たちがより一層活躍するようであれば台風の目になるのではないか。
先発陣は開幕投手の加藤をはじめ、上沢・伊藤・ポンセといった実力者が並び、オープン戦で素晴らしいピッチングを見せた新人の金村尚がいて層が厚い。
問題は救援防御率3.83とリーグ断トツ最下位だったリリーフ陣をどのように形成していくか。かつて侍ジャパンの投手コーチも務めた建山コーチのやりくりにも注目したい。
若手や外国人が機能し上手く噛み合えばおもしろい戦いが出来るだろうが、現状では他の球団に比べて戦力は劣るのではないか。
個人的には金村尚、そして阪神で未完の大器に終わった大好きな江越に期待したい。
2023年順位予想
1位 西武
2位 ソフトバンク
3位 オリックス
4位 ロッテ
5位 楽天
6位 日本ハム
今年も混戦になるのは間違いないと思います。またプロ野球OBの誰しもがソフトバンクとオリックスを推していた理由がわかるぐらい強いのはわかっていますが、昨季のデータと今季の上積みを考えた時に西武を1位にしました。
これから一年間、どんな戦いが繰り広げられるのか楽しみですね＾＾
本日は以上です！それではまた明日～♪
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段上 功
- 1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から7年超毎日更新中！SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。
