407日ぶりの勝利を挙げた、阪神・藤浪投手。イップスを克服し、日本一の投手へ。
大きく強く腕を振ったストレートが内角にズバッと決まり、球威に差し込まれるようにスイングした茂木のバットが空を切る。このボールを見た瞬間に復活への手ごたえを感じた。
「 ( 勝ちがついて )気持ち的にも楽になった 」
6回3分の1を9奪三振無失点に抑え、407日ぶりの勝利。そう、ずっと苦しみ続けていた阪神タイガースの若きエース、藤浪晋太郎投手のことである。
ヒーローインタビューで質問を受け「 チームを助けられるように一生懸命頑張っていこうと思います 」と残した言葉に、これからの決意と、彼が苦しんだ理由の一つとなった優しさの部分がほんの少し垣間見えたように感じた。
あ、すみません。小学生から毎日の日課が「 スポーツ新聞を読むこと 」だったので、新聞記者風な語り口でつい書いちゃいました。笑
それぐらい気持ちが上がった昨日の藤浪投手の登板。彼の実力からすれば、周りが言う「 復活 」までにはまだまだ程遠く感じます。それだけ高いポテンシャルを秘めている投手。
そんな投手が1年以上勝ち星がなく、2軍での調整が続きました。気持ちとからだと常に向き合いながらの日々を過ごし、上がってきた1軍のマウンドで全力で腕を振って6回を投げ切り、久々に勝ち投手になりました。
ヒーローインタビューでホッと息を吐くように白い歯を見せた瞬間に、彼の肩に乗っかっていた「 重たい物 」が取れたように感じました。
ヤクルト畠山選手へ投げた頭部デッドボールを起点に、ワンバウンドやバッターの後ろを通るような暴投を連発し、1塁への送球も下から投げたり、横から投げたりしていました。
これは完全に心の問題。いわゆるイップスというもの。スポーツ界ではイップスと呼びますが、一般社会で言えば自律神経失調症に近いもの。不安で不安で仕方がない不安神経症とも言えます。
1年目から何も恐れずに投げ続けてきた抜群のストレートが鳴りを潜め、全く思う所にボールがいかなくなりました。それまでもコントロールの良い投手ではありませんでしたが「 リリースの感覚が全くない 」「 野球を楽しめない 」と、本人も試行錯誤していたそう。
それでも1・2軍を行き来する中で「 自分の長所はストレート。思い切り腕を振れば打たれることはない 」と、やっと自信を取り戻し、コースを狙わずにストライクをどんどん投げ込んでいくスタイルを確立しました。
イップス、自律神経失調症、不安神経症を抜け出す道はたった一つ。不安を取り除くために「 自信 」を付けること。
その方法はそこから2つに枝分かれされ、技術的な面を高めて自信を付けることと、メンタル的な面を鍛えて自信を付けることに分かれます。
藤浪投手の姿、インタビューでの表情や言葉、スポーツ新聞やネットニュースでの記事を見る限り「 技術的な面 」の山から登っていき、自信を付けたように感じます。
プロ野球選手は成績を残せば高いお給料がいただける一方、成績を残せないと色々な声がダイレクトに届く職業にあります。新聞や雑誌、SNSなどに心無い声が届き、息抜きのために外に飲みに行こうにも遊んでると叩かれ、メンタルの状態を保つのが難しい職業。
そんなプロ野球選手の中でも藤浪投手は日本で最も才能溢れた選手。日本一の投手になるためには超えていかなければいけない壁でもあると感じます。
大谷翔平投手も、松坂大輔投手も、みんな順風満帆に野球人生を進めることが出来ていません。いつの日か、あんなこともあったなと笑えるように、この経験を糧に大きく飛躍してほしいですね。
今日の黒板
いつもと順番が変わってしまいましたが、今日の黒板はこんな感じでした。
自然の怖さも感じる毎日ですが、お灸とハリの可能性に関しても改めてビックリさせられています。
治療に関してはここ最近良いことづくめ。鍼灸で痛みやお悩みが改善し、ほんの少しでも生活が明るくなるようなお手伝いが出来ればと思っています。さ、今日も楽しく頑張りましょー！#黒板同盟 #鍼灸師 pic.twitter.com/DDgtwrmoig— 段上 功 だんじり祭鍼灸師@虎党 (@hari9danjiri) June 15, 2018
今日は完全に野球オンリーでしたが、鍼灸の良さをもっともっと多くの方に感じていただき、それによって充実した生活を送っていただけるよう、コツコツ発信していきたいと思います！
本日は以上です！それではまた明日～♪
城東区・段上はり灸整骨院は、
血の巡りを改善して「 治すチカラ 」を高め、薬に頼らない健康的なカラダへと
体質を整えていく鍼灸院です
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段上 功
- 1985年大阪市城東区生まれ。2児のパパ。妊活・ホルモンバランスの乱れ・自律神経症状といった『体質改善』を得意とする鍼灸師。明治東洋医学院の講師を務める並川一利氏に弟子入りし、4年間ほぼ無給で鍼灸治療を学ぶ。過去にお付き合いしていた女性がうつ病になり、鍼灸とカウンセリングで社会復帰をサポートした経験から、毎日何かに向き合い頑張る方が「 周りの目を気にせず、ほんの少し息を抜ける場所 」を作るため、地元・城東区鴫野に鍼灸院をオープン。おひとりずつの1日6名様のみ。500人規模のフェス「 縁日BBQ 」を主催。「 だんじり祭鍼灸師 」としてSNSでの発信を積極的におこない、ブログは2016年から7年超毎日更新中！SNS・ブログでの発信、鍼灸施術についてのアドバイスや講演も。元モデルの長姉、着付け講師の次姉の影響か、オシャレカフェやスイーツに目がない女子力高めな面も。
